上和田八坂神社囃子連(杉崎定雄会長)が1月14日、地域の高齢者施設を巡って獅子舞囃子を披露し、人々を楽しませた。
この取り組みは地域貢献活動として30年前から毎年行い、今年は3施設を訪問。介護老人福祉施設「スミール桜ヶ丘」でも大勢の人が間近で獅子舞を楽しみ、満面の笑みを浮かべていた。連員の岩崎清一さんは「毎年心待ちにしてくれるので、とても嬉しい」と話した。
同連が訪問活動を続ける背景には、「地元を元気にしたい」という結成時の強い思いがある。八坂神社には古くから囃子連は存在したものの、戦争を機に解散し、同時に神社も寂れていったという。そこで再び地域を盛り上げようと、1975年11月に地元消防団員などで結成。現在は13人在籍し、正月に各戸を回る獅子舞囃子と、例大祭での演奏が主な活動だ。
「年中練習をしていないと腕がなまる」(杉崎会長)ため、毎週土曜夜、自治会館で一年を通して練習している。毎週顔を合わすことで、息のあった演奏にもなるという。
幅広い年齢層が同連の特徴。86歳の杉崎さんが最年長で、最年少は19歳の大学生・仲戸川大輝さん。仲戸川さんは囃子が好きな祖父に影響を受け9歳で入り、10年のキャリアがある。仲戸川さんは「祭りが好き。人生の大先輩と仲良くなれるのも楽しい」と話した。
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