大戦末期、高座海軍工廠(現在の座間、海老名)で戦闘機の製造に従事した台湾少年工による同窓組織「台湾高座会」(李雪峰会長)の会員2世などによって発足した青年部が7月9日、結成後初めて大和市長を表敬訪問した。
1987年に結成した台湾高座会は、現在の大和市上草柳に寄宿舎があったことから、「第二のふるさと」として交流を続けてきた。しかし、会員の年齢が90歳前後となり、高齢化が進行。元少年工を招く歓迎大会も、昨年10月にシリウスで開催した75周年記念大会が最後とみられている。
歴史を忘れることなく後世へと伝えるため、2015年に同会の二世、三世によって台湾高座会青年部(呉楷銘会長)を結成。また今年4月には、趣旨に賛同する約40人で台湾高座友の会(何敏豪会長)が結成され、青年部と活動を開始している。
今回の表敬訪問には、台湾高座会の何春樹副会長や、何敏豪氏ら26人が参加。何敏豪氏は「交流活動を二世・三世へと引き継いでいくことが青年部の目的。一層の交流に努めます」とあいさつし、大木哲市長と懇談した。
同日、青年部ら26人は座間市芹沢公園にある地下壕や顕彰碑も訪問。何敏豪氏は「地下壕で航空機を製造していたことに驚いた。深く感動した」と感想を述べた。
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>