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記者探訪 蝶舞う夏、秋の気配 花のお寺 常泉寺
夏の花「オニユリ」の周りを乱舞するクロアゲハ
長い梅雨が明けたと思えば、一気に酷暑が到来した「令和」最初の夏。涼を求めて「花のお寺 常泉寺」を訪れると、青紅葉が生い茂る山門が出迎えてくれた。火照った体を労わるように、心地よい風が身体を包みこむ。
蓮やヤマゴボウなど夏の花が咲き誇る境内を散策していると、クロアゲハが視界に飛び込んできた。黒い大きな翅をはためかせながら、クロアゲハは橙色が美しいオニユリに止まり甘い蜜を吸い始める。その光景を優しく見つめる石仏。清々しく美しい姿を垣間見ていると、自然と心まで涼しくなった。
８月８日は立秋。境内には白い彼岸花が咲き始め、ほおずきも色づくなど、秋の足音は確実に聞こえてきている。四季の遷り変わりを華麗な花で感じられるのも、同寺ならではの醍醐味だ。
白い彼岸花とほおずき
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