中国・武漢市で感染が拡大している新型コロナウイルスについて、大和市は28日、大木哲市長を中心とした対策会議を緊急開催、感染予防の周知や感染が疑われる患者が発生した際の対策などを決定した。=1月29日起稿
これは同日、新型コロナウイルスに関連した肺炎が感染症予防法の「指定感染症」に指定されることが閣議決定されたのを受けた対応。感染症を対象にした会議の開催は初めて。市長の他、市立病院長、教育長、消防長、市役所の全部長が参加した。
大和市ではホームページややまとPSメールで情報提供を行ったほか、市内全駅で注意喚起を呼び掛けるチラシを配布。さらに、指定管理施設を含む市内すべての公共施設の出入口に手指消毒用のアルコール消毒液を設置することを決定した。
教育委員会は、感染予防など注意喚起のチラシを市立小中学校の全児童・生徒およびその保護者に向け、配布。
消防本郡では119番の入電時、必要がある際に武漢市への渡航歴や聴取する。また感染が疑われる場合は救急隊や搬送先の医療機関へ情報を伝達する。
市立病院でも、感染の疑いのある患者が来院した際、武漢市への渡航歴や同市に関係ある人との接触の有無を聞き取るなどの院内受入体制を整備した。同院では「院内感染を防ぐために、高熱や咳などの呼吸器疾患が続いても、いきなり来院するのではなく保健所へ連絡を」と呼び掛けた。
問合せは保健所(厚木保健福祉事務所大和センター)【電話】046・261・2948、新型コロナウイルスに関連した肺炎への対策全般についてが市健康づくり推進課【電話】046・260・5662、消防本部の対策についてが消防総務課【電話】046・260・5775。
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