2019年の大和市内の犯罪件数が、前年より123件減の1541件だったことが大和警察署の集計(速報値)で分かった。中でも振り込め詐欺などの特殊詐欺が前年より3割減少した。市は18年10月から録音機能付き電話機の購入に補助金を交付するなど対策を強化しており、効果が表れた形となった。
19年に市内で発生した、振り込め詐欺などを含む特殊詐欺の認知件数は75件で、前年の117件から3割減少。特殊詐欺による被害金額も19年が1億2000万円で、前年の2億3300万円に比べて半減した。
録音電話の補助511件が利用
市は振り込め詐欺防止対策のため、18年10月から県内では初となる録音機能付き電話機の購入に対して補助金交付を開始。市内在住の70歳以上を対象に、1万円を上限に購入経費を補助するもので18年度は203件、19年度は511件に交付を行った。昨年12月時点で予算額に達したため、今年度の受付は終了している。
市生活あんしん課の担当者は「HPや広報誌での呼びかけに力を入れてきた。市民からの需要が多く、19年度の特殊詐欺件数の減少にも効果がみられるので、来年度も継続する方向で考えている」と話している。
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