大和市は3月10日、大和警察署と市内の介護事業者とともに「やまと高齢者あんしんネットワーク」を設立した。
高齢者に対する振り込め詐欺などの特殊詐欺や、交通事故、介護疲れによる虐待、認知症に伴う徘徊など、事件・事故を防ぐための情報共有が目的だ。ネットワークに加盟する介護事業者は49社。市、警察、介護事業者の3者が連携する取り組みは県内では初だという。
同日、市役所で設立式が行われ、大木哲市長と千葉証警察署長、両副市長らが参加し設立宣言を行った。
介護事業者が協力
介護事業者に依頼される具体的な活動内容は、特殊詐欺や交通事故の防止を呼びかけるチラシの配布、虐待や徘徊などを認知した場合の通報など。
今後の取り組みでは、介護事業者が使用している車両へのステッカー掲出や、ホームページによる広報で周知をはかる。また、介護事業者が車両の使用台数に関わらず、安全運転に関する講話を受講できるようにするという。
千葉署長は「市内に住む高齢者とその家族が安心して暮らせるよう、市と市内の介護保険事業者と連携していく」。大木市長は「市の人口は増加傾向にあり、今後、高齢化率も急激な進展が見込まれる。3者が連携することで徘徊や虐待を防止できれば」と話した。
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