大和の夏の風物詩の一つで、7月11日(土)・12日(日)に開催を予定していた「神奈川大和阿波おどり(主催・神奈川大和阿波おどり振興協会)」が、新型コロナウイルスの影響で中止されることが実行委員会で決まった。阿波おどりの中止は44回目で初。
苦渋の決断だった。4月10日、参加人数を絞って開催された実行委員会では、まず7月5日(日)にシリウスで開催予定の「ぞめき2020」の中止が決まった。
神奈川大和阿波おどり振興協会の小幡秀造会長は「踊りの練習ができていない中、有料で見せられる演舞はできない」という踊り手である『連』の意見を紹介。練習場所の多くが公共施設のため、いつ練習が再開できるかわからない状態の中、チケットの販売もできていない状況から、中止やむ無しとなった。
7月11・12日の本祭については、長谷川雄一実行委員長は「個人的には開催したいが、状況が許さないだろう」と冷静に分析。小幡会長も「5月中旬ごろまで結論を引っ張りたい気持ちもあるが、協賛金も含め、協力が得られるかどうか」と苦しい胸の内を吐露した。
実行委員会開催のその日は奇しくも、阿波おどりと同日に開催予定だった墨田川花火大会の中止が発表された。小幡会長は「来年まで我慢して45周年に備え、力を蓄えよう」と語り、参加者の全員賛成で中止が決まった。阿波おどりの中止は初めて。
日程五輪同様1年後の同日
今年の阿波踊りは、東京五輪と日程が重なることから、警備の兼ね合いなどもあり、2週間前倒しとなっていたが、来年の日程についても、東京五輪同様、1年後の同時期(ぞめき・2021年7月4日(日)、本祭・7月10日(土)・11日(日))とすることも申し合わせで決まった。
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