相和私立幼稚園協会の会長に就任した 橘川 好一さん 綾瀬市寺尾本町在住 65歳
子どもたちと楽しい毎日
○…海老名・座間・綾瀬・大和・寒川の4市1町の私立幼稚園28園でつくる相和私立幼稚園協会の第19代会長に就任した。例年は4月の総会で選任されるが、今年は新型コロナウイルスの影響で書面総会での船出となった。任期は2年。「コロナ対策では各園の裁量にゆだねられる事も多く情報共有が欠かせない。休園が続き行事なども中止になったが、円滑に協会を運営していきたい」と抱負を語る。
○…1955年生まれ。綾瀬市寺尾(現在は寺尾本町)に18代続く農家の長兄。戦後の当地で盛んに栽培された高座スイカやメロン、露地野菜などを幅広に作り、繁忙期には出荷を手伝った。「てっきり農家を継ぐものだと思っていた」が、高校生だったある日、父の言葉で将来が変わった。「幼稚園をやろうと思うがやるか?」。折しも、第2次ベビーブームの頃だった。
○…綾瀬中学校から東海大相模を経て、東海大学へと進んだ。1970年代、実家が農業から幼稚園経営に乗り出す背景には人口急増があった。寡黙だった父が「自分に後を継ぐか確認してから始めた」ことに思いを致す。その父とはよく横浜スタジアムに行った。「親父は巨人ファンだったけど座席はいつも大洋の一塁側。大学の同期でエースの遠藤一彦を応援してビールを飲んで帰ってくるのが楽しかった」
○…綾瀬ゆたか幼稚園の法人理事長。これまで40年間、送迎バスを運転し、子どもたちを見守ってきた。幼稚園再開初日の6月1日、「嫌なことがあっても子どもたちを見ると全部忘れちゃうね。子どもは凄い。今日は久しぶりに疲れたよ」と、満面の笑みで1日を振り返った。綾瀬市防火協会の会長も務め、母と弟、息子と園を運営。孫7人にも恵まれた。
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