大和市消防本部の消防長に就任した 板鼻 一弘さん つきみ野在住 57歳
信頼する仲間と共に
○…4月1日付けで大和市消防本部の消防長に就任した。コロナ患者の救急搬送をすることもあり、日々リスクがあるなかでの業務。職員一人ひとりが感染防止対策を徹底し対応している。「医療現場と同じように、消防も患者さんとの最前線で使命感を持って日々業務にあたっている。日頃の訓練や備えがより一層重要になってきます」と襟を正す。
○…市内西鶴間の出身。西鶴間小、大和中で少年時代を過ごした。「長期間をかけて地元の人々の役に立つ仕事ができれば」と募集があった大和市の職員に応募し採用。それから約30年、保育や教育、基地対策など様々な分野で経験を積んだ。危機管理課で過ごした4年3カ月の間には、東日本大震災が発生。現・消防署長の中丸剛仁署長も同じ課におり、計画停電や物資の支援、災害対策などを共に行った。「3日間不眠不休で家に帰れなかったけれど、そのとき一緒に働いた仲間は今でも交流がある。中丸署長とは縁があったね。同じ想いでやっている仲間に囲まれていることを嬉しく思う」と笑顔を見せる。
○…一人娘は実家を離れ、現在は妻と二人暮らし。共通の趣味は城めぐりで「全国100名城」達成を目指して旅行に出掛けるのが楽しみ。「半分まで到達したところ。スタンプを集めながら、その土地のものを食べたり。定年後は思い切り巡りたいね」。今年成人式を迎えた娘のおねだりには、つい答えてしまう甘いパパ。「一番は健康で居てくれさえすれば」と目尻を下げる。
○…若手の人材育成に力を入れることにより、消防力を上げていきたいと意気込む。「職員皆に支えられて今の自分がある。この良いチームワークで、大和の安心安全を支えていきたい」。
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