梅雨前線の影響で、先月末に九州北部を襲った大雨は、長崎県を中心に観測史上最多の雨量を記録、佐世保市では9万4千世帯・21万8千人に避難指示が出された。災害時の避難場所は、「3密」になりやすく、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも注意と冷静な判断が必要だ。
指定避難所だけが避難場所ではない
大和市でも、昨年10月の台風19号の際、初の大雨特別警報が出され、10の避難所に、市制施行以来最多の313世帯、728人が避難している。
大和市危機管理課では、新型コロナウイルス感染症流行以前から、地震や風水害が同時期に発生する「複合災害」を想定した『分散避難』を呼びかける。
分散避難とは、指定緊急避難場所以外の避難を検討すること。防災マップで自分の住んでいる場所が「浸水想定区域」や「土砂災害警戒区域」かどうかを確認し、避難の必要がある場合は、安全が確保できる知人や親戚宅、浸水想定区域の場合は、2階以上への垂直避難などで対応する。「避難は『難』を『避』けること。避難所に行くだけが避難ではありません。密にならないようこれまで以上に協力を」(同課)。
マスク、消毒液防寒対策忘れず
同課では「避難所にマスクなどの備蓄はあるが、数に限りがあるため自分たちの分は用意してほしい」とし、止むを得ず指定緊急避難場所に避難する際には、マスクや消毒液などの「感染防止グッズ」や体温計、食料、防寒着などの持参を求めている。
また6月26日から毎週金曜日にPSメールで、災害対策や避難情報などを配信している。
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