大和市教育委員会は3日、新型コロナウイルスの感染リスクが依然として高いことなどを理由に、市立小中学校の全校(小学校19校、中学校9校)で、修学旅行など宿泊を伴う行事について、今年度は全て中止にすると決定した。
キャンプ・宿泊行事も
大和市では例年、5〜9月にかけて小学6年生と中学3年生が修学旅行を、5〜11月にかけて小学5年生と中学2年生がキャンプを、9〜2月にかけて小中学校の特別支援学級が宿泊行事を実施してきた。
市教委によると、6月1日の学校の再開と合わせ、こうした宿泊行事の開催に向け、大和市立小中学校長会との間で検討を重ねてきたという。
緊急事態宣言解除直後、比較的落ち着いていた新型コロナウイルスの感染者数は、7月以降増加傾向にあり、直近では、各地で過去最多の新規感染者数が確認されるなど増加傾向が顕著になっており、大和市内でも感染者数の増加傾向が続いている。
これらを踏まえ、旅行先での発熱者・感染者への対応など、宿泊行事を実施することでの感染リスクがぬぐえないことなどから、市長部局とも協議の結果、今年度の中止が決まったという。
なお中止に伴うキャンセル料などは、保護者の負担とならないよう、市が負担する方針で、予算案が9月議会(8月28日(金)開会予定)に上程される予定。
今後は、感染状況を見極めながら、各学校長の判断で、学校の状況に応じて感染防止対策を十分に講じた上で、代替行事実施の有無を検討するという。
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