大和シルフィードは、障がいの有無に関わらず誰もがサッカーやスタジアム観戦を楽しめる「インクルーシブスタジアム」を目指し、10月28日、障がい者理解促進研修を大和スポーツセンターで行った。
研修は、神奈川県の「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念に賛同するシルフィードが、県の共生社会推進課とNPO法人神奈川県障害者自立支援センターの協力のもと実施。加藤貞行会長、大多和亮介社長=人物風土記=、藤巻藍子監督ほか、チームスタッフが参加し、障がいに対する理解や必要とされるスタジアムでのサービス提供などについて、障がい当事者から話を聞いた。
講師の一人、視覚障がい者の川田隆一さんは、講演前に大和なでしこスタジアムを視察。人工肛門を装着する人が使えるオストメイトトイレがないことを指摘。「チームがハード面を改修するのは難しい。ただし、事前に『スタジアムにはオストメイトトイレがない』という情報を伝える事が重要。大仰な設備が必要なわけではなく、障がいのある人のために考える意識が大切」と話した。
シルフィードは、「多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」の理念のもと、プロリーグ参加を目指しており、大多和社長は、「障害を持っている人が『行ってみたい』と思ってくれるスタジアムは、誰もが『行ってみたい』と思ってくれるはず」とし、今後は障がい者も参加可能なボランティア組織の設立などを検討するとした。またハード面については「大和市は『健康都市』を掲げているので、現状把握と今後の整備について、具申していきたい」と話した。
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