大和市は、「新しい生活様式」に対応したコロナ対策の一つとして、12月1日(火)から「ちょっと話そう もしもし電話」を開設する。
「もしもし電話」は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、社会や人との交流を制限する人が増加傾向であることを新たな社会問題と捉えた対策。市健康福祉部では、対象を市内在住で、パソコンやスマートフォンなど情報通信技術(ICT)を活用した交流が利用できない一人暮らしの高齢者を想定する。
電話番号は046・260・3833。月〜金曜日の午後2時〜5時で、祝日・年末年始を除く。開設は来年3月31日までだが、新型コロナウイルスの感染状況により前後する可能性がある。
ストレス軽減孤立防止狙い
市健康福祉部によると東京都健康長寿医療センターの発表で「高齢期の社会的孤立と閉じこもり傾向が重積している人の6年後の死亡率は、どちらも該当しない人と比較し2・2倍高まる」とのデータがあるという。
コロナ禍において、ひとり暮らしの高齢者など社会的な交流が希薄な人にとっては、些細なことを話し合える場が、少なくなっているのが現状で、データが示すような環境を作り出しており、社会的なつながりの場を創設することが急務との判断から、専用窓口の開設となった。市では、日常生活での喜びや不安、ぐちなど、聞いてほしいことを話せる場を創設することで、ストレス軽減や孤立による健康被害を防ぐことを期待する。
専用窓口は、市保健福祉センター内に4台開設。民生委員や保護司、自殺を予防するための研修を受けている「こころサポーター」、傾聴ボランティアやまとなど傾聴経験豊富なボランティアを「もしもしサポーター」として登録する。
時間は1人15分程度。電話をしてきた市民の個人が特定できる情報は聞かない。電話の内容が市に対する意見や相談等の場合は、適切な窓口を紹介。問題解決について直接協力したり、アドバイスをすることはない。
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