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「認知症かな?」とおもったら 取材協力/たなかクリニック(相模大塚駅前)
「もしかして、認知症では?」と思ったとき、どうすればいいのか。認知症専門医院として、多くの人が受診するのが、相模大塚駅駅前の「たなかクリニック」だ。
院長は地域で認知症患者を支援
大和市医師会の認知症担当理事を務める、田中千彦院長は「同じ質問を繰り返したり、同じ買い物が重なったり、同じ話を何度も聞く、物盗られの訴えが聞かれるなどは、認知症を疑う症状」と警鐘を鳴らす。
田中院長は「厚労省認定認知症サポート医」として、認知症初期集中支援チームをけん引。大和市が主催する「認知症サポーター育成ステップアップ講座」や、多職種協働研修の講師を務め、医師、薬剤師、介護施設職員など幅広い層への教育活動に取り組む。
また、地域包括支援センター運営協議会の会長を務め、大和市内の地域包括支援センターに深くかかわるほか、介護保険認定検査会の合議隊長として、介護保険制度にも精通している。
予約なしの受診でもその日に認知症診断
両親もアルツハイマー病で治療し、看取った経験をもつ田中院長。患者の家族目線に立ち、予約なしで受診できるよう心掛ける。また、より早くより詳細で、患者負担の少ない診断をめざし、高速16列マルチスライスCTを導入。「来院当日に診察と頭部CTを行い、認知症診断ができます。治療法、介護申請、家族の対応など、1つずつ一緒に考えていきましょう」。
同院では、発熱者は別の時間帯に診察。コロナやインフルエンザの影響を受けずに、安心して受診できるように配慮している。
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