大和市消防本部によると、2020年の市内の救急出動件数は1万1052件で、前年より1066件減少していることが分かった。新型コロナによる外出自粛などが影響していると見られる。
救急出動件数は2012年に1万件を超えて以降、年々増加傾向にあったが、18年の1万2450件をピークに、19年は1万2118件、20年は1万1052件と、2年連続で減少した。
1日あたりの平均出動件数は30・3件で、48分に1回の割合で出動している。また、救急出動したうち病院への搬送人数は1万104人で、こちらも19年の1万903人より799人減少した。
減少の要因について大和市消防本部は、コロナ禍による、【1】不要不急の外出や外での飲酒の機会が控えられたことによる、ケガや交通事故の減少【2】手指消毒やうがい、マスクの着用が徹底されたことで、体調を崩す人の減少【3】病院内での感染リスクを考慮した、安易な救急要請の減少、などを挙げた。
大和警察署によると、20年の大和市内の人身事故件数は696件で、前年より128件減少。負傷者数は791人で、前年より130件減少しているという。
放火が大幅に減少
20年の火災発生件数は38件で、前年より8件減少した。出火の原因別に見ると、たばこが10件、放火が9件、こんろが5件、その他が14件。放火件数が、前年の16件から9件へと、大幅に減少した。
市消防本部は、「たばこが原因の火災は、ほとんどが喫煙者の火気管理不足によるものなので、投げ捨てや寝たばこは絶対にしないでほしい。放火対策としては、家の周りに燃えやすいものを置かない、物置や倉庫などには必ず鍵をかけるよう徹底を。こんろでの調理中はその場を離れないで」と呼びかけている。
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