活動報告 コロナ下こそ”密”な「ケアラー」支援を 大和市議会議員 古木 邦明
ケアラーとは、「心や体に不調のある人の介護、看病、療育、世話、気遣い等、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする人」と定義されています(日本ケアラー連盟)。ケアラーの担い手は、そのほとんどが家族、親族になりますが、18歳未満の子どもがケアの責任を引き受ける「ヤングケアラー」は、学業への影響や社会的孤立など、社会問題として取りざたされるようになり、支援が急務となっています。
大和市ならではの支援
介護保険制度は、創設から20年を迎えました。家族が担うのが「当たり前」だった介護を、社会全体で支え合うことを目標に創設された制度は、様々な介護サービスを普及させ、医療・介護・福祉が、より地域密着で、連携を図る、地域包括ケアシステムの構築も進められてきました。
しかし、今なお手助けや見守りが必要な家族の主な介護者は家族で、精神的、身体的、経済的に負担を感じている人は少なくありません。高齢者や女性の活躍を広く必要とする社会にあって、ケアラーが社会から孤立しないような支援はとても重要です。
私はこれまでの一般質問で、幅広いケアラー支援のため、条例の制定や推進計画の策定なども視野に入れた検討を要望してきました。
市側からは、児童生徒の家庭環境については、家庭環境調査票や本人との教育相談、三者面談を通して実態把握に努めていること、家庭の事情でケアを担っている児童生徒に対しては、継続的な相談活動を行い、必要に応じて教育相談員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーにつなげていること、専門的な支援が必要とされるケースを把握した場合は、関係機関と連携し、個別の状況に応じた支援を行っていくことが答弁で紹介されました。
「健康都市」を掲げ、「こもりびと」や「認知症灯台」など、様々な新しい施策で弱者に寄り添う大和市だからこそ、出来るケアラー支援の体制がきっとあるはずです。
私は、ケアラーの方々が「大和市に住んでいてよかった」と思っていただけるよう、サポート体制の拡充に向け、取り組んで参ります。
◆ご意見をお聞かせください。大和市のホームページから会議録をご覧になることができます。
自由民主党(古木邦明市議)
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