議会報告 コミセン下鶴間会館 移転へ 大和市議会 副議長 小倉隆夫
初質問から6年代替地予算可決
令和3年第1回定例会で上程されたコミセン下鶴間会館代替地の購入予算が本議会最終日に可決されました。下鶴間つきみ野地区の悲願がようやく実現することとなりました。私は平成26年9月と平成27年3月の市議会定例会の一般質問において、市長へ2度にわたり「会館の移転について」質問しました。6年近くの歳月はかかりましたが、ようやく移転に向け、本格的な動きが始まります。
急傾斜、急階段「利用しづらい」
「コミセン下鶴間会館」は1981年、現在の建物が建つ諏訪神社の側面傾斜地に建てられました。市内に20館あるコミュニティセンターの中では、上草柳会館に次ぐ2番目に建設されました。開館から40年を経過し老朽化も進んでいますが、それ以上に地域の皆様にとって利便性の面で不便を強いられるのがその立地です。
傾斜地に建てられていることから、会館の出入りにも急階段を上り下りする必要があります。そのため、地元の利用者からは「斜面階段がきつくてコミセンまでたどり着けない」との声がありました。特に下鶴間会館は選挙の投票所に指定されていることから、高齢者からは「階段が辛いから投票に行けない」など悲痛な叫びも聞かれました。また児童館を利用する子どもの保護者からは「場所がわかりづらい」「人通りも少なく、暗くなると子どもの安全面が心配」などの意見もありました。
そこで私は、一般質問で「傾斜地に建てられた会館は利便性が悪いので、高齢者に優しく、子どもたちが安全で安心な場所に会館の移転はできないものか」と、大木哲市長へ質問をしました。
大木哲市長は、バリアフリーの課題(東西両方の出入口がいずれも階段を利用しなければならないこと)、防犯上の安全面の課題(諏訪神社東側の林や全農跡地西側の人通りが少なく、夜間は暗い道路を通らないといけないこと)について認識しており、自治会など地域住民の皆様や会館利用者の方々の意見等を踏まえ、抜本的な対策として、「他の場所へ移転することも含め、さらに調査検討を進めてまいります」と、移転に前向きな答弁をしてくれました。
待望の新会館平 地 へ 要 望
傾斜や階段のないバリアフリーも兼ね備えた下鶴間会館の実現は、地元市民の願いでした。誰もが気楽に利用できる地域コミュニティーの憩いの場としてはもちろん、特定指定避難所でもあることから、安心、安全な会館として地元の皆が利用しやすく、誇れる会館として生まれ変わる事が今から楽しみです。
■皆様のご意見をお寄せください。詳細は市議会ホームページをご覧ください。
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