明日17日(土)公演のやまと子どもミュージカルで、長年、父母会の中心メンバーとして活動する 小笠原 陽子さん 横浜市在住 50歳
子どもたちの成長支え
○…コロナ禍で中止となった昨年の15回記念公演。子どもたちの2年越しの思いが集結し、『ミュージカル 桃太郎!』が上演される。8年間所属した娘は今年で卒団。衣装係、楽屋係として最後の晴れ舞台をサポートする。「子どもたちは延期、中止と2度の挫折を味わった。それでも気持ちを立て直して、ようやく実現する公演。良いものを届けたいとプライドを持って取り組んでいる。楽しんでもらえたら」と穏やかに語る。
○…娘の入団を機に、父母会の中心で子どもたちを支えてきた。印象深いのは、4年前のやまと芸術文化ホールの完成記念公演。団員のほかに市内の小中高生から賛助出演を募り、その世話役を担った。舞台経験の少ない子どもたちにも楽しく参加してもらえるよう、保護者と稽古報告の連絡を密に取ったり、ダンスの振り付けが覚えられない子には手本動画を配信するなど、細やかにフォロー。スタッフ総出で100人以上の華やかな舞台を成功させた。
○…その翌年、メンバーの半数が入れ替わるタイミングで父母会の会長に。新入団員が多かったが「公演のクオリティは落としたくない」と、子どもたちの自主練の機会を増やし、父母会のOBOG会を立ち上げて情報共有を図るなど、子どもも父母も「一丸となって」、満員御礼の大成功を収めた。「子どもたちはオーディションまではライバルだけど、配役が決まると一致団結して取り組む。その姿に大人たちも感心している」。
○…夫と息子、娘の4人家族。娘とは休日に観劇や買い物に出かけ「親友みたいな親子とよく言われる」と笑う。公演には毎年、夫も息子も駆けつける。今年は打ち上げはできないが「終演後、娘とお疲れ様会をするつもり」と微笑んだ。
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