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タウンレポート 「大流行、肌で感じた」 医師会・小林会長インタビュー

社会

掲載号:2021年4月16日号

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データを見る小林会長
データを見る小林会長

 昨年4月28日に大和市役所敷地内に開設された「大和ウォークスルーPCR検査プレイス(以下、検査場)」が、3月末でいったん閉鎖した。多い時期は、連日1日30人前後の市民が訪れた検査場。公益社団法人大和市医師会の小林米幸会長は「パンデミックを肌で感じた」と当時の様子を振り返った。

1435人が受診

 センターは昨年4月28日に開所。日曜日を除く毎日、午後5時から7時に、市内の医療機関で「要検査」と診断された人が検査を受けることができた。開設日は、受診者の増減に伴い、週3回(6月8日〜火木土)や2回に減る時期もあった。6月26日から検体の採取方法が「鼻や喉の粘膜」から「唾液」に変更となって以降は、1日最大30人まで受診が可能になった。いわゆる第2波が懸念され始めた7月15日から再び毎日(土日除く)開設となり、2月末まで続いた。3月1日以降、再度週3日になり、3月31日をもって一旦閉鎖となった。

 大和市と市医師会によると、延日数209日間で、受診者数は1435人。そのうち陽性と判定されたのは81人だった。

小林会長は「緊急事態なのでやむを得なかったが、感染のリスクがある中、医師や看護師、職員を募り検査に当たってもらうのはプレッシャーという一言では言い表せないほど」と当時の苦しい胸の内を吐露した。特に連日30人前後が受診した7〜8月のいわゆる『第2波』の時は「パンデミックを肌で感じた」と語り、もし検査場で手伝ってくれている医師が感染した場合、「(その医師の)診療所の運営はもちろん、かかりつけの患者さんにも迷惑がかかる。何事もなく終わってほしい」と祈っていたという。「検査場の閉鎖まで参加した医師らが誰も感染しなかったことにホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

 検査場は、受診者数の減少に加え、開所時は神奈川県の発熱センターが窓口となっていた発熱患者受入医療機関が、市内で増えた(約40施設)こと、検査場以外での検査も比較的容易になったこと、さらに今後、ワクチン接種が始まるなど、感染予防の段階が、次に進むことなどを勘案し、2020年度末での閉鎖が決まった。ただ検査場は大和市医師会の診療所として医療機関認定を受けており、再び必要に迫られた時に備え、認定は取り下げず、しばらく現状のまま据え置かれる。

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