移築後初のお色直し 郷土民家園・旧小川家
泉の森内の郷土民家園（上草柳６２９の１）で「旧小川家住宅」の茅葺き屋根の葺き替え工事が始まっている。
旧小川家は、江戸時代中期に上和田に建てられた市内に残存する最古の住宅。１９８４年に解体されるにあたり、市が重要有形文化財に指定。94年に園内に移築・復元した。これまでに一部の葺き替えはあったが、全面葺き替え工事は、建物が移築・復元されて以降初めて。
工事は、足場を屋根の高さまで組み、屋根から古い茅を下ろし、竹を組んだ屋根の骨組みに、職人が背丈よりも長いススキの束を丁寧に重ねていく。ススキは静岡県御殿場市で刈り取られたもの。葺き替えは、天候次第だが、５月中旬に終了する予定。工事に伴い、建物の周辺への立ち入りは７月31日（土）までできない。
なお郷土民家園では４月24日（土）、葺き替え工事の様子が見学できる「屋根葺き替えデー」を開催する。時間は午前11時からと午後２時からの２回。各回15分程度。当日は職人による葺き替えの様子に関する解説が行われる。雨天中止。
（問）郷土民家園【電話】０４６・２６０・５７９０(９〜16時・月曜休館)。
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