市内の公立中学校で使用されている美術の授業で使用される資料集に、下鶴間の諏訪神社(樋田誠宮司)本殿の「宮彫り」が掲載されている。
掲載されているのは、秀学社刊『美術資料』の「神奈川の美術」のページ。
「宮彫り」とは、寺社の装飾彫り物のこと。市内下鶴間在住の上田康史さん(73)は、6年前から宮彫りを研究。特に龍が彫られた宮彫りに魅せられ、「神奈川探龍倶楽部」を立ち上げ、県内に3000あるという寺社を訪ね歩き、宮彫りの調査を続けている。昨年、出版社から上田さんに協力依頼があり、応じていた。
今年の4月から鶴間中学校に通う上田さんの孫の平川唯斗君が資料集に『資料提供:協力 神奈川探龍倶楽部 上田康史』と記載があるのを見つけ、「名前が載っているよ」と教えてくれたという。上田さんは「宮大工職人に陽が当たることになり、うれしい限り」とほほ笑んだ
中学校で使用される美術の資料集は、3種類ほどしかなく、県内でも鶴間中以外で同社の資料集が使われている確率は高い。
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