大和市内11の地区社会福祉協議会は、コロナ下で一時中止していた一人暮らしの高齢者への安否確認訪問を再開している。訪問は「三密」を避け、「三越し」を基本に、工夫を凝らして活動を続けている。
ふれあい訪問は月2回、地区社会福祉協議会のボランティアが一人暮らしの高齢者などを対象に実施。訪問して見守りや声かけをすることで、高齢者の安否を確認し、不安の解消を目的としている。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年の緊急事態宣言発令以降は、地区ごとに訪問から電話や手紙に切り替えるなど工夫して継続している。そこで地区社協をまとめる大和市社会福祉協議会(高橋政勝会長)では昨年7月にガイドラインを作成。訪問の際には「三つの”越し”による声かけを。ドア越し・窓越し・垣根越しで適切な距離を取り大声や長話は控えましょう」などの感染対策を明記しボランティアに呼びかけている。
間隔取って訪問
桜丘地区社会福祉協議会では三密を避け、三つの越しに配慮して、訪問活動を続けている。4月26日には、同地区ボランティアの平川千代子さん(69)と渡辺享子さん(62)が、西山驍さん(90)宅を訪問。一定のの間隔を取りながら、「体調はいかがですか?」「最近は外に出ている?」などにこやかに声掛けを行っていた。
平川さんは「訪問活動以外でも、地域で見かけたら声をかけるようにしている」と日常生活の上での目配りを意識。渡辺さんは「コロナ以前のように触れ合ったりはできないが、お互いに顔を合わせて笑顔になる嬉しさがある」と話した。
市社会福祉協議会の職員は「社協のボランティアと民生委員、自治会が連携して地域住民のネットワークを作り、災害時にも強い町づくりができれば」と話している。
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