大和市教育委員会は、新たに文部科学省の検定に合格した教科書を含めた市内市立中学校の歴史教科書の再採択を行う。
公立校の教科書は、文部科学省の検定で合格したものの中から4年に1度、採択地区ごとに比較検討が行われ、使用教科書を決定する。大和市では、昨年7月定例会で2021年度から4年間使用する教科書を採択。中学の歴史教科書は、7社の中から東京書籍の教科書に決定した。しかし、採択後に1社の歴史教科書が新たに検定に合格したことを受け、再採択を行うことになった。
新たに検討を加えるのは、自由社の歴史教科書。同社は「新しい歴史教科書をつくる会」の中学歴史・公民の教科書を刊行。19年度の検定で不合格となったが、再申請により今年3月に合格している。
7月21日(水)に行われる定例会では、同社の検定合格後、前年度と同様に、「大和市教科用図書採択検討委員会」が今度は自由社の教科書を含む8社の教科書を協議。検討内容を参考に、柿本隆夫教育長をはじめとする教育委員の話し合いで令和4年度から使用する歴史教科書が決定する。
大和市教育部指導室によると「採択後に検定に合格することは異例だが、教科書の対象となるものが新たに加わったのであれば、公平性を担保する観点から改めて検討すべきと判断した」としている。
|
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>