FMやまと(大和ラジオ放送株式会社)の新社長に就任した 山崎 雅文さん 株式会社ニッコー代表取締役 47歳
現場第一主義を実践
○…人懐っこい笑顔で「社長らしくないですよねぇ」と目尻を下げる。これまでの番組出演者として「現場を楽しむ」立場から、全体を見る立場へと変わった。「現場に携われないのは寂しいですね」と本音もポロリ。それでも「いざというときのインフラの役割を担っていきたい」と抱負を語った。
○…高座渋谷の出身。代官にある無添加、国産の食材にこだわった食品の開発製造を行う株式会社ニッコーの2代目。小3の時に父が脱サラして始めた会社は、自宅を工場に改築。給食費が払えず「担任の先生が肩代わりしてくれた」と創業当時の苦しくも人の心に触れた話を懐かしそうに振り返る。そんな恩師の姿から教員を考えたこともあったが、父と相対する多くの社長たちから「父の背中こそ経営学の『生きた手本』」と諭され、大学卒業後すぐに家業へ就職した。
○…「人の嫌がることを率先してやるのが経営者」。イエローハット創業者で「掃除を学び、掃除から学ぶ」と教えてくれた鍵山秀三郎氏に感銘をうけた。「2代目は天狗になりがち」と自らを戒め、今の立場を「望んでも得られない環境。我が物にしてはいけない」と常に生産者、消費者目線を忘れない。
○…真っ直ぐのびた背筋が印象的。コロナ禍でも毎週のように飛行機に乗り、全国を飛び回る多忙な毎日。休みの日も「勿体無くて、ゴロゴロできない」と動き回る。安全な食品に気を配るだけに健康にも気を使う。40代になってマラソンを始め、レースを走りながらFMの番組収録を行ったこともあるそうだ。乗り物の運転が好きで、大型や二種、けん引等多くの免許を取得し、自ら運転する。いつかセスナの免許を取ってパイロットになる夢を胸に秘める。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|