神奈川北央医療生活協同組合の「戦争を語り継ぐ会」が8月18日、渋谷学習センター(イコーザ)で開催され、90歳の芦沢康江さんが講師を務めた。
元小学校教諭で、市内で戦時体験の語り部活動をしている芦沢さんは、特定秘密保護法の施行や集団的自衛権の行使容認など、近年の法整備が太平洋戦争へと突き進んだ昭和6〜16年ころに「似てきた」と危惧。「恐ろしくて仕方がない」と危機感を募らせている。
講演では戦争反対はもちろん、地球温暖化やSDGs、核兵器禁止条約の批准などにも触れ「すべての影響を受けるのは子どもたち。他人事と思わないで」と訴える。
毎年のように市内の小中学校で、講演を行う芦沢さんだが、コロナ禍で語り部活動も延期・中止が相次いでいる。講演の途中では、子どもたちに思いを届けるのが「間に合わないのでは」という戦争体験者としての焦燥感も口にした。
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