「認知症1万人時代に備えるまち やまと」を宣言してから今年の9月15日で5年を迎えるのを前に、大和市ではその理念を発展させるため、「大和市認知症1万人時代条例」を制定する。認知症に特化した条例の制定は県内初。
大和市では、超高齢化が進み、いわゆる「団塊の世代」がすべて75歳以上の後期高齢者となる2025年に1万人を超えると予測し、「認知症者やその家族が自分らしく安心して暮らし続けられる街」を目指し、16年に宣言を実施。認知症総合相談窓口「認知症灯台」の開設や徘徊高齢者が賠償責任を負うような事態に備えた「はいかい高齢者個人賠償責任保険事業」などの施策を全国に先駆けて実施してきた。
市内の認知症者は、今年の4月に1万人を超えたと推計されており、条例制定は「宣言」から5年を機に、これまで実施してきた認知症関連の施策を、今後も安定・継続して実施できるようにすることなどを狙いとしている。
条例は8月30日(月)に開会する大和市議会第3回定例会に議案として上程され、可決されれば9月中に施行される。
問合せは市人生100年推進課【電話】046・260・5132。
なお大和市議会第3回定例会は8月30日から9月27日(月)までで、会期は29日間。常任委員会及び特別委員会は、9月1日(水)・環境建設、2日(木)・文教市民経済、3日(金)・厚生、6日(月)・総務、7日(火)・基地対策特別。一般質問は9月16日(木)、17日(金)、21日(火)の3日間。最終日の27日に採決が行われる。
妊婦と同居家族にワクチン優先接種
大和市は妊婦とその同居家族を対象にしたワクチンの優先接種を明日8月28日(土)から、毎週土・日曜日に大和スポーツセンターを会場に開始する。 =8月25日起稿
これは千葉県で自宅療養中の妊婦の搬送先が見つからず、早産した赤ちゃんが死亡した事例を受けて実施されるもの。
対象は、母子手帳を持つ妊婦と接種当日に妊婦と同行できる同居の家族。接種希望者はあらかじめかかりつけの産婦人科で相談の上、新型コロナワクチンコールセンター(046・260・0900)に連絡。妊婦であることと接種希望者の氏名、生年月日、住所、連絡先(電話番号)、接種券番号、接種希望日と時間(午前10時から午後7時※最終受付は午後6時30分)を選択。定員は各日120人。接種受付後、予約日時に母子手帳の他接種に必要な接種券、予診票、本人確認書類等を、同居の家族が接種する場合は住所が同じであることがわかるものを持参のこと。接種受付は、接種希望日前の木曜日までに連絡のこと。
また逼迫する厚木保健福祉事務所大和センターの業務をサポートをするため、8月24日から保健師1人と事務職員2人を派遣している。同センターへの職員派遣は1月に次いで2度目。期間は9月30日まで。
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