大和市の文化芸術の発展に貢献した人・団体・施設を表彰する 「大和市文化芸術顕彰」の2021年度の受賞者がこのほど決定。文化芸術賞には、市内在住の歌手でアニメ「ドラゴンボール」の主題歌などのヒット曲で知られる高橋洋樹さんが選ばれた。また文化芸術振興賞には、市内上和田の笹倉鉄平版画ミュージアムが受賞。施設の受賞は初めて。表彰式は11月2日(火)、市役所で行われる。
大和市文化芸術顕彰は、2009(平成21)年に制定された大和市文化芸術振興条例に基づき、市内を拠点に優れた創造活動をしている人・団体・施設などを対象に、11月3日の文化の日に合わせ表彰している。
賞は、文化芸術分野での活躍が顕著で、その功績を称えることが、市の文化芸術振興に寄与すると認められる人に贈られる「文化芸術賞」、長年大和市の文化芸術振興に貢献し、その功績を称える必要があると認められる人に贈られる「文化芸術振興賞」、未来の活躍が期待され、その活動を称えることで、受賞者の活動を後押しし、大和市の文化芸術振興に貢献することが期待できる人に贈られる「文化芸術未来賞」の3賞がある。
文化芸術賞の高橋洋樹さんは、市内在住のアニメソング歌手。高校生で出場した音楽フェスティバルを機に、ロックバンドとして活動を始める。1986年にアニメ「ドラゴンボール」の主題歌「摩訶不思議アドベンチャー!」が大ヒット。現在、世界各国で行われるコンサート「ドラゴンボールシンフォニックアドベンチャー」に参加するなど、ライブを中心に精力的に活動している。
大和市では、2018年の成人式や19年の「やまとdeのど自慢」などのイベントにゲスト出演している。
文化芸術振興賞を受賞した「笹倉鉄平版画ミュージアム」は、2006年に小川政男さんが市内上和田にオープンさせた民間ミュージアム。画家の笹倉鉄平氏の版画を常設展示している。09年からは、美術活動に励む市内の小中学生を応援するため「やまと子ども絵画大賞」を毎年開催している。
文化芸術未来賞には、落語家の三遊亭伊織さんと柳家あお馬さんが選ばれた。
緑野小、南林間中出身の三遊亭伊織(本名・永田岳郎)さんは、玉川大学を卒業後、三遊亭歌武蔵に入門。2016年に二つ目へ昇進。都内の寄席で古典落語を中心に、初めて聞く人も楽しめる落語を披露するなど落語の魅力を発信している。
林間小、鶴間中出身の柳家あお馬(本名・高瀬誠也)さんは、駒沢大学を卒業後、五代目柳家小せんに入門。2019年に二つ目へ昇進。寄席やホールに限らず、カフェや居酒屋などでも精力的に独演会を開催。渋谷学習センターでの「高座渋谷おたのしみ寄席」に出演するなど、大和市との関わりも深い。
2人は前座時代からの知り合いで、2019年には市内で開催された「大和富士見寄席」で共演している。
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