大和市内には20を超える太極拳のクラブがある。その中の一つ、中央林間太極拳クラブに通う重谷赳夫さんは1926(大正15)年生まれの現役最年長。95歳になる今でも、毎週元気に練習に励んでいる。
重谷さんが太極拳を始めたのは68歳の時。前立腺肥大の術後の経過が思わしくなく、下腹部に意識を集中させる丹田呼吸法や漢方薬などを試していた時、妻から太極拳を勧められた。週1回の練習に通い始め、体力がついてくると、再手術するかどうか悩んでいたのが嘘のように回復。1年程で「すっかり良くなった」という。今では「疲れないし、気持ちが良い」と笑顔を浮かべた。
重谷さんは週1回のクラブの練習に通う他、自宅でも毎日30分程の練習を欠かさない。ゆっくりと切れ目のない動作を続ける太極拳は、力を抜いて腕を上下させる簡単な動作でも「どうしても力が入ってしまう」と話す。ただ「難しいところが面白い」と逆に闘志を掻き立てている。
クラブの代表で大和市太極拳協会の理事長を務める椎名功さんは「重谷さんのおかげで『70歳からでも始められる』と思ってくれる。メンバーの中には『重谷さんが目標』という人も」と好影響に感謝した。
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