令和2年度決算について 市政報告 難しい財政運営を点検 大和市議会議員 木村賢一
令和2年度一般会計の歳入歳出決算について、総務常任委員会での質疑の一部を紹介します。
※ ※ ※
【人件費】
Q・人事院勧告の人事管理の中に「男性職員の育児休業取得の促進」が謳われていたが、大和市の男性職員の育休取得状況、取得期間は。
A・令和2年度に新たに育休を取得した男性職員は11人。取得率は22%。11人の取得期間は1カ月以下3人、1カ月超〜3カ月以下4人、3カ月超〜6カ月以下3人、6カ月超〜1年以下1人。
国は第5次男女共同参画基本計画で地方公務員の男性の育休取得率を令和7年度までに30%と目標設定しており、引き続き取得率向上に努める。
【入札・契約事務】
Q・令和2年度の市内業者への工事発注状況は。
A・競争性が維持できることを前提にいわゆる市内業者優先発注を実施。令和2年度は総発注工事件数が168件・115億円、うち市内業者の発注は141件・40億円。
Q・年度末に工事が集中しないための「ゼロ市債」発注の工事はあったか。
A・令和2年度は3件。
【消防吏員採用事務】
Q・女性の消防吏員の人数と目標は?
A・10人。国は令和8年度までに全消防吏員のうち女性の割合を5%まで引き上げる目標を持っている。大和市に当てはめると12人。今後さらなる女性の活躍の推進と目標達成に向け、採用に努める。
Q・過去に女性採用のため仮眠室の整備など職場環境の充実について質問したが改善は?
A・現人数では現施設で適切に対応できている。今後人数が増え、新たな環境整備が必要になった際、改めて検討する。
【少年消防団支援事業】
Q・予算執行率が低いが
A・新型コロナの影響で団員を集める訓練は全て中止。情報の発信と卒団生への対応に留まった。
Q・現環境下で、どのような方法で活動するのか
A・感染防止最優先で、万が一に備え、20人程のグループに分け、半日のプログラムを複数回実施する分散訓練を予定。
【財政調整基金】
Q・令和2年度末の財政調整基金残高は?
A・43億4551万円。
Q・標準財政規模400億円の10%は確保されており、コロナ禍なので多少取り崩してでも市民のために利用を、という声もあるが、緊急事態でも難しいのか。
A・令和2年度は国から臨時交付金や補助もあったが、コロナ対策を積極的に推進したことが影響し、元年度より減少している。今後も標準財政規模10%を一つの目安とし、財政運営をしていきたいと考えている。
◆ご意見をお聞かせ下さい。大和市のホームページから会議録をご覧になることができます。
自由民主党(木村賢一市議)
大和市上和田2511
TEL:046-267-0772
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