中央林間在住の山岸真樹さん(52)がこのほど、能登半島地震で被災した石川県などを含む「ライオンズクラブ国際協会334複合地区ガバナー協議会」とLC国際会長から感謝状を受けた。山岸さんは「大和リバティLC」の一員として同県珠洲市や輪島市などで支援活動を継続。昨年9月の能登半島豪雨からは週一度のペースで現地へ自家用車を走らせている。
2024年の元日に能登半島地震が発生し、同年3月、山岸さんはリバティLCのメンバーと珠洲市へ土嚢(どのう)を届けた。以降、珠洲市での炊き出しや半壊した住宅からの家財運び出しなどを月1度の頻度で続け、自身が組合長を務める大和建設綜合組合の組合員と海岸清掃なども実施した。
被災地でのボランティア活動も一段落のムードが高まりつつあった昨年9月21日。山岸さんはこの日も車で輪島市を訪問したが、ここで能登半島豪雨の直撃に遭った。
「1時間に120ミリの雨。土砂崩れで道路がふさがれ、帰れなくなった」。山岸さんは豪雨により水道やトイレなどのインフラが停止した現地の窮状に直面し、その後は毎週のように支援に訪れるようになった。
普段は中央林間で内装業を営む山岸さん。仕事を終えた夜に出発することもしばしばで、支援活動は体力勝負。「私だけでなく、大和市内でも多くの方が支援をされていると思う」と話し、「豪雨を経験したことで災害はひとごとではない、と感じた。できる範囲にはなるが活動を続けたい」と先を見据える。
現地への訪問は今春で30回を超えた。一度の支援活動で、往復およそ1400Km。「被災地の復興はまだ先であることを知ってほしい」と語り、この日の取材後、山岸さんは自家用車で能登半島に向かった。
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