県消防救助技術指導大会の「はしご登はん」で優勝し全国大会に出場する 諸星 俊二さん 厚木市在住 27歳
更なる高みを目指して
○…「緊張せず、自分らしく挑めた結果ですかね」とはにかむ。ビルの5階に相当する15mのはしごを、安全・迅速に登る技術が評価される「はしご登はん」で神奈川県1位に輝いた。種目歴3年目にして悲願の全国大会出場。「大和市消防職員の技術を皆さんに知ってもらえるよう、日本一を目指したい」と、健闘を誓う。
○…開成町出身。幼い頃から身体を動かすことが好きだった。家族の勧めもあって、消防士は小学生からの夢。体力には自信があり、自分でも向いていると思っていた。しかし「上には上がいた」。消防学校で周りの実力を目の当たりにして、自分の無力さを感じたという。「それでも前向きに、さらに上を目指そうと思いました」と懐かしそうに当時を振り返る。
○…大和市との出会いは「神奈川大和阿波おどり」だった。地元の連に入り阿波おどりに参加する両親の影響で、自身も小学生の頃から大学生まで演舞を披露。大和にも足を運んでいた。当時から感じていた「行事に町全体の盛り上がりがあって活発」という大和市の印象は、現在防災訓練などで市民と関わる中でも変わらずもち続けているのだという。
○…休日には料理を勉強するという、家庭的な一面も。得意料理はハンバーグ。「よく母の料理を手伝っていて。それを見て作り方を覚えました」とにやり。こだわりは、あえてゆるめにつくること。「ゆるいほうが、肉汁が溢れる気がして好き」と子どものように笑う。所属する南分署でも、当直の際に腕前を披露することがあるそうで、その評判は上々。職場の仲間の話になると思わず頬が緩み、「みんな賑やかだから、ここではムードメーカーになるにも一苦労なんですよ」と今日一番の笑顔をみせた。
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