神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2018年11月9日 エリアトップへ

11月1日は点字の日 6点で導く 光の扉 下和田の日本点字普及協会

社会

公開:2018年11月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
写真上がこれまでの点字器、下が凸面点字器
写真上がこれまでの点字器、下が凸面点字器

 市内下和田で点字の「読む・読める」人を増やす活動を続けているNPO法人日本点字普及協会があるのを御存じだろうか。11月1日は「点字の日」。同協会の藤野克己(かつよし)理事長(74=関連に人物風土記)に話を聞いた。

 点字は指先の触覚で読み取る視覚障害者用の文字。6つの点の組合せで文章を紡いでいく。

 高校時代からボランティアなどで点字に触れ、点字図書館の職員だった藤野さんは、点字を「読む・読める」人を増やすため、2013年に下和田の自宅に協会事務所を設け活動を始めた。現在は全国で40人ほどが会員として協力している。

 視覚障害者は全国に約31万人いると言われるが、実際に点字が”読み・書き”できる人は1割強程だという。「目を近づければ読める人、中途での視覚障害などは点字を覚える機会が少なく、高齢者は鈍くなる感覚や点字が小さく読みづらくなり、断念する人が増えている」。

 協会では、点字を使う視覚障害者を増やすため「Lサイズ点字」と「凸面点字器」の普及に力を入れている。

 Lサイズ点字は、これまでB5版に近かったテキストサイズをA4版近い大きさにしたもの(1ページは18行、1行は32マス)。点の大きさや間隔を広げることで、読みやすくした。専用の点字器を開発するとともに、Lサイズのプリントサービスなども行ってきた。

 凸面点字器は、読むのと同じように書けるようにすることで、点字を打つ人のハードルを低くしようというもの。これまでの点字器は、上から押すことで下向きに点字ができるため、左から右に読む文章を打つには、鏡文字のように左から右へ文字を打つ必要があった。

 これを凸面の台座に上から抑えると上向きに点字ができる「凸面点字器」を昨年開発。こちらも希望する施設などに提供、普及に努めてきた。

 問合せ/同協会【電話】046・267・8964【携帯電話】090・4854・8552

※点字を学習できるサイト「ひとりで学べる楽しい点字http://www.tenji-naiiv.net/

大和版のトップニュース最新6

成年後見の窓口を新設

大和市社協

成年後見の窓口を新設

月2回、専門家も対応

4月19日

助成申請は226件

自転車用ヘルメット

助成申請は226件

努力義務化から1年

4月19日

全国俳句大会で最高位

下鶴間在住佐藤直哉さん

全国俳句大会で最高位

3万句超、2人の選者から

4月12日

部活動の地域移行を推進

大和市

部活動の地域移行を推進

日体大と連携協定

4月12日

吉村選手が得点王

大和高女子サッカー部

吉村選手が得点王

全国選抜大会で10ゴール

4月5日

「包括支援係」を新設

複合的な福祉課題に対応

「包括支援係」を新設

4月5日

大和市で葬儀なら、地元「ふじみ式典」

地域顧客満足度NO.1店を目指す創業35年以上の葬儀社です。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演 大和市文化

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

大和版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook