地元・大和に根を下ろし、大手や老舗と伍して活躍する企業人を紹介する「Power of Bond in YAMATO」。第7回は有限会社福本商事(市内桜森)の社長・福本隆史さん(45)。
将来の大和全力サポート
高校時代から何か資格を取って働きたいと考えていた。興味を持ったのが不動産関連業。兼業農家だった父がアパートやマンション経営を行っており、関心を持つきっかけにもなっていた。大学時代に宅地建物取引士の資格を取り、ミサワホーム販売建設株式会社に就職。2つと同じものがない住宅や店舗。それらが1つの街を構成していく。その一翼を担う仕事にやりがいを覚えた。
営業で多くの不動産屋を回った。社会情勢や地域性など、様々な要因で決まっていく不動産の価格に面白味を感じ、不動産鑑定士事務所に転職。経験を積むうち、父が持つ物件を自分なりのノウハウで管理したみたくなった。独立は自然な流れと言えた。
面倒な交渉やクレーム台頭など、自らが矢面に立ち、迅速に対応する。そんな姿勢が管理会社からの信頼を得、空き室は面白いように埋まっていった。
一方で、アパートの建替え、テナントの誘致などには「儲からなくても街が良くなり、多くの人に住んでもらえるならば」の信念を持つ。仕事だけではない。不動産業界はもちろん、商工会議所、自治会、青少年指導員など多くの役員を掛け持ちする。ここでも「街が良くなるなら」と仕事の延長の感覚で引き受けている。自身の意思が街の将来に貢献していると信じ、視線は常に街の未来を見据える。
変わらぬ時間が心身の至福に
仕事を離れ、リラックスできるのは家族との時間。年に数回、キャンプに出掛けるのが楽しみで、暑い時期は富士山の麓、寒い時期は房総方面に繰り出す。「何もせず、3人の息子たちがはしゃぐ姿を眺めている」のが至福の時だそうだ。
自分一人の時間は中々取れないが、「自分がリラックスしている、と感じられる」というのが髪を切ってもらっている時。衝立や目隠しで生み出されるプライベートな空間に心身が開放されていく。「Bond」には一昨年のオープンから通っている。忙(せわ)しない中でも変わらぬ時間が過ごせるため、「何もしないでいようと思うけれど、ついついおしゃべりしてしまって」と笑う。他愛もない会話に気持ちも心もヘアスタイルもリフレッシュし、充電が完了する。
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