市内中央のKG大和ボクシングジム(片渕剛太会長)に所属する柴沼智樹選手(32)と関島優作選手(21)が12月23日(日)、今年の新人王をかけ、後楽園ホールで行われる「全日本新人王決定戦」に出場する。
新人ボクサーの登竜門とも言われる同大会は、東西のトーナメント優勝者同士が戦い、日本一を決定する。過去には鬼塚勝也さんや畑山隆則さんなど多くの世界王者も同タイトルを獲得している。
不撓不屈の遅咲きボクサー
柴沼選手は、市内桜森在住。47・61kg以下のミニマム級に出場。26歳でボクシングを始め、29歳でプロデビューした遅咲きボクサーで、スタミナとフィジカルの強さを武器に、接近戦を得意としている。
東日本では、以前完敗した経験のある相手に雪辱を果たす場面もあったが「全体的にぎりぎりの試合が多かった」と振り返る。大一番の試合に向け「限られた日数の中で、自分の技術を見直す必要がある。油断せず、しっかり戦略を立てて挑みたい」と力強く意気込んだ。
悲願のタイトルに闘志を燃やす
関島選手は、市内福田在住。元ボクサーの祖父と父をもつ関島選手は、小学校6年生で同ジムの門を叩いた。プロデビューは19歳。空間把握能力が高く、相手と距離をとりながら繰り出すスピードを活かした攻撃が武器だ。階級は、58・97kg以下のスーパーフェザー級。
「1番良い試合だった」と語るのが、東日本の準決勝。「相手選手が元々友人で『準決勝で会おう』と約束していたのが、モチベーションに繋がった」と振り返る。かねてから意識していた全日本新人王の座に向けて「次がやっと本番」と気合十分。「冷静に、やれることをやれば勝てると思う」と強気な姿勢を見せた。
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