県高校体育連盟の体育功労賞を受賞した 落合 護さん 大和南高校在勤 53歳
ソフトテニスに魅入られて
○…30年の教員歴ほとんどを、ソフトテニス部の顧問として汗を流しながら過ごす。現在は、大和南高校ソフトテニス部顧問のほか、全国高体連ソフトテニス専門部の事務局長も務め、インターハイなどの運営に携わる。長年に渡る高校ソフトテニス界への貢献が、今回の受賞に繋がった。
○…小田原生まれの宮ヶ瀬村育ち。少年時代を過ごした思い出の地は、もうほとんどがダムの底に眠っている。厚木東高校の共学開始と同時に、男子1期生として入学。『エースをねらえ!』の影響でソフトテニス部に入部したが、厚木東は女子ソフトテニスの伝統校。「周りは経験者ばかりで、私が一番下手くそでした」と懐かしそうに笑う。「ソフトテニスは、1+1が3にも4にもなる究極のチームプレー。一緒に戦った仲間は一生もの」。教え子に伝えている言葉だ。その言葉通り、自身も高校、大学のチームメイトとは今でも連絡を取り合う仲。「自分の生徒同士も、ずっと繋がっていてくれたらいいなあ」
○…「田舎で育ったから先生との距離が近かったし、周りにもすすめられて」と早くから自然と教師を目指していた。夢見た仕事のため、やりがいもひとしお。昨年6月、大和南高校で初開催した体育祭も、企画段階から奮闘する生徒たちを全力でサポートした。
○…「趣味という趣味がない」と苦笑い。娘にも「お父さんはソフトテニスばかり」と言われるほど。時に辛辣だが可愛い末娘は、偶然にも厚木東高に在学中。「高校を決めてきたときは驚いたけれど嬉しかったですよ」と目を細める。娘はソフトテニスは選ばず、別の部に入部した。「共通の話題ができたのは嬉しい。でもやっぱり、ソフトテニスもやって欲しかった」。残念がりつつも、優しい笑顔でつぶやいた。
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