1期4年の活動報告 議会が議会であるために 大和市議会議員 小田 博士
地方議会は何をやっているのか分からない。本当に必要なのか―。
地方選挙の投票率が右肩下がりとなる一つの原因として、このような有権者の厳しい目線があります。真摯に取り組んでいる議員は多いものの、なかなか伝わっていません。議員活動の「見える化」をはかり、理解していただくことが大切です。
私は、議席をお預かりする前に【1】産業空洞化の脱却【2】待機児童の削減【3】学力向上を「3大政策目標」として掲げ、市議会の一般質問などで積極的に提言してきました。行政とも協力しつつ施策を前に進め、企業活動振興条例の成立、待機児童3年連続ゼロ、全国学力学習状況調査の平均正答率改善につなげることができました。
行政の政治的中立性の確保、保育所の入所環境改善、NIE(教育に新聞を)の拡充、ワーク・ライフ・バランス推進、大和スタジアムのスコアボード改修などを実現しました。新年度予算には、空き家の実態調査や脳梗塞治療の体制強化も盛り込まれました。議会だよりを読みやすくするため、広報委員長としてレイアウトの横組化にも尽力しました。橋の補修、危険箇所への手すり設置など地域の要望にもきめ細かく対応しています。
地方行政は、執行機関の代表である首長と議事機関である議会を構成する議員を別々に選ぶ二元代表制を採用しています。お互いに抑制と均衡を働かせるチェック・アンド・バランス機能が期待されています。地方議会は、行政に対する政策提案に加え、大統領のように強大な権限を持つ首長を監視する役割があります。
私は市民の皆様への約束通り、成果を率直に評価しつつ課題の改善を促す是々非々の路線を貫いています。首長による独裁的な一元代表制にならないよう、言うべきことは恐れずに発言しています。「清新で活力ある市政運営」を確保するために、議会が議会たり得ることが今ほど求められている時はありません。
これからも誇りを持てる街、議会に向けて走り続けます。
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