大和商工会議所青年部の会長に就任した 平田 幹治さん 渋谷在勤 44歳
環境作りが成功の鍵
○…45歳までの若手経営者や後継者などが所属する大和商工会議所青年部。市民まつりや産業フェア等での地域活動や勉強会を通して、地域の活性化に取り組む。「青年部は自己研鑽の場です」。現在44歳。青年部として活動できる最後の年での大役に「全員が活動に参加しやすいような良い環境を整えて、後に活躍できる人材が育つようにしたい」と目標を語った。
○…青年部加入のきっかけを「父に騙されたから」と冗談めかす。高校卒業後、家業の不動産会社に就職。父に言われるがまま会議所に足を運び、出された書類にサイン。気づいた時には加入の手続きが終わっていた。10代の会員は自分だけ。右も左も分からなかったが、「たくさん可愛がってもらえて居心地良かった」と振り返る。以降、途中10年ほどのブランクはあるものの、長きに渡り青年部の活動に携わっている。
○…「ラジコンよりも鉄道模型派」な少年時代。今では鉄道での一人旅が趣味になった。青年部で帯広まで出かけたときには、鉄道を乗り継ぎ11時間かけて帰ってきた。長期休暇の時期になれば、青春18きっぷを手に、鈍行列車に揺られながらの旅路を楽しむことも。「次は四国あたりに行きたいかな」と少年のように目を輝かせる。
○…渋谷小、渋谷中、大和西高の出身。学生時代は野球に汗を流した。当時のメンバーは、今でも定期的に飲みに行く仲。特に渋中野球部の仲間は、二カ月に一度のペースで集まっては昔話に花を咲かせる。ほかに盛り上がるのは、健康についての話題。「みんなもう若くないから。いつも同じ、くだらない話ばかり」と呆れたように肩をすくめる。それでも「この歳になっても昔の仲間と繋がっていられるって、いいことですよね」。照れた笑顔で本音が漏れた。
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