新春特別企画 「笠間城治郎綾瀬市長に聞く」 道標に沿った市政運営を展開
平成23年の年頭にあわせ、本紙では笠間城治郎綾瀬市長に話を聞いた。この中で笠間市長は23年度の予算編成に関し、「道しるべに沿った効率的で効果的な予算の編成を目指す」とし、重点課題として都市機能の再構築と産業の活性化をあげた。 〔聞き手/海老名・綾瀬版編集長 高島雄一〕
−まずは昨年1年をお振り返りください。
昨年も市民生活重視の施策を積極的に展開し、順調に市政を推進することができました。ひとえに市民の皆様のご支援の賜物と、重ねてお礼申し上げます。11月には神崎遺跡を国指定史跡とする旨の審議会答申が発表されました。市内の文化財が国指定となるのは、初めてのことです。さらに、これから10年間の道しるべとなる「新時代あやせプラン21」後期基本計画を策定しました。まちづくりの新たな一歩を踏み出す、意義深い年だったと考えております。
−公約と照らし合わせ、これまでの取り組みと現段階の満足度についてどのようにお考えでしょうか。
私の公約である、7つの目標を達成するための取り組み状況は、おおむね順調であると考えております。目標は「人の和を拡げる」「まちの力を再生させる」「緑のまちを育てていく」「人に優しいまちづくり」「生きる力を育てる」「一人ひとりを幸せにする」「持続可能な都市経営」の7つでございます。皆様のご協力をいただきながら、今も未来も住みよい綾瀬の実現に向け、職員と一体となって、それぞれの目標に即した施策を着実に実施しております。
寺上線北伸
−寺尾上土棚線の北伸事業に関し、一部住民らが反対運動を展開しております。
寺尾上土棚線は市の中央部を南北に貫く4車線の道路です。県央と湘南地域の南北軸を形成する、本市にとって重要な路線です。昭和44年に都市計画決定された幅員と地表式ということ以外、具体的でないため、情報の錯綜や不安があることは感じております。地域の一部で反対運動があることも承知しております。このようなことから、地域住民参加のもと「寺尾地区まちづくり検討会」を設置しました。今後、検討会で一つ一つの課題について解決策を考え、地域と共通理解を図りながら、地区の将来像やまちづくりのプランを検討していきます。
基地問題
−昨年は2度にわたり米軍機からの部品落下事故が発生いたしました。
昨年1月と3月に連続して起こった米軍機からの部品落下事故は、基地周辺住民に生命に対する不安をもたらし、市民生活に与えた影響は計り知れないものがありました。特に1月の事故は、市内大上の民家を損傷させるという危険極まりない重大事故で、大変怒りを感じています。10月に米側より、事故原因と再発防止策についての情報提供があり、いずれも事故原因が人為的ミスということでした。先般の年末年始の飛行活動停止要請の際にも、改めて安全対策の徹底を求めたところです。
23年度予算
−来年度予算の見通しと、市政展望についてお聞かせください。
昨今の経済状況を見ますと、円高の進行・長期化や海外経済の減速等があり、本格的な回復の道筋が見えてこないのが実情です。厳しい状況は、今後も続くものと考えられます。このような状況であればこそ、市の道しるべに沿った効率的で効果的な予算を編成する必要があります。都市機能の再構築と産業の活性化を重点課題とし、生活環境・安全安心・教育文化・健康福祉にもより配慮して予算を編成します。同時に更なる改革を進め、持続可能な都市経営のもと、将来を見据えた市民協働のまちづくりを進めていきます。
−この1年の抱負と市民の皆様へのメッセージをお願いいたします。
本年も市民一人一人が「いつまでも住み続けたい」と思えるまちを目指し、市民・議会・行政の三位一体で、活気あるまちづくりを進めてまいります。新たな年にも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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