海老名署(青木正純署長)は、振り込め詐欺を未然に防いだ海老名中新田郵便局の渡邊恵美さんと渡邊学局長、八千代銀行海老名支店の石井万希恵さん、森国弘支店長に感謝状を贈った。
渡邊恵美さんは今月10日午後2時30分頃、担当する窓口で74歳の女性が200万円の定期預金を解約し、別の口座に振り込もうとしたため、事情を尋ねた。女性は「孫がトラブルに巻き込まれ示談金200万円が必要になった。電話番号に変更があったと言っていた」と女性が話したため、振り込め詐欺を疑ったが、女性は「孫に間違いない」と話したという。元の連絡先に連絡するよう提案し、孫に連絡がつくと虚偽であったことが判明。「防げて良かった」と渡邊さん。
一方、石井さんは今月14日午後1時30分頃、支店のATMで100万円の振込みをしようとする74歳の女性が手間取っている事に気付いた。「孫が女性を妊娠させてしまい、示談金が必要」という。同支店内で過去に起きた事例を思い出し、上司の森さんらと共に女性に孫と直接連絡を取るよう勧めた。「大切なお客様の財産。守りたかった」。しかし、すぐには連絡がつかず、女性は家族の緊急事態に振込みを急ごうとする。粘り強く説得を続け、1時間ほどでようやく孫と連絡がつき、虚偽であることがわかった。
海老名市内では今年に入ってから既に2件の振り込め詐欺被害が発生している。同署によると県内では、今回のようなケースのほかに、代理人として犯人が家へ直接、現金を受け取りに来るなどの手口が発生している。各金融機関でも訓練や研修を行い情報共有を心掛けており、「力を合わせて今後も防犯に努めたい」と同署は話す。
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