家庭系可燃ごみ 戸別収集始まる 2年かけ検証進める―海老名市
海老名市は今月から家庭から排出される可燃ごみの無料戸別収集を試験的に始めた。モデル地区は国分寺台4、5丁目地区で、862世帯が対象となっている。
市内でも分別が優良であること、区画が整備され回収しやすいこと、高齢化が進む同地区において高齢者の負担を軽減することなどから同地区がモデル地区に選出された。実証期間は2年間でごみの収集量、人員、経費などを検証する。
同市から排出される可燃ごみは本郷の高座清掃施設組合に搬入されるが、ここ数年、事業系ごみの焼却処理量は1100トン程度減少しているものの、家庭系ごみの焼却処理量が横ばいの状態であることから、打開策として戸別収集の有効性を検証する。
これまでの集積所方式は地域ごとに設けられている集積所に各家庭がごみを出すものだが、戸別収集は玄関先など道路に面した場所にごみを出し、収集員がひとつ一つ回収していく仕組み。一般的に、排出者責任が明確になり、資源分別の意識が向上し他地域からの不法投棄が減少するともいわれている。
県内では大和市、藤沢市などが戸別収集を導入し10%程度の削減効果が認められているという。市資源対策課では、検証結果を踏まえながらモデル地域を広げ検証を重ねていくという。
2回目の戸別収集となった今月6日、国分寺台4丁目の棟近栄子さんは「分別が進み、ごみの量が減るのはいいこと。ただ各家庭のごみの中身が分かってしまうのが少し気になる」と話していた。また別の50歳代の女性は、「回収が午後になることが多かったので午前中の早いうちに回収してくれて助かる。時間が遅くなるとカラスに荒らされたり、夏場の暑さが心配」と話していた。
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