神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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全国高等学校弁論大会に出場する 和泉 桂さん 中央農業高校3年 17歳

公開:2011年5月13日

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やさしさを行動に

 ○…「私たちにしかできないことをやろう」。昨年5月、絶滅危惧種に指定され、県内でも相模原など3カ所でしか自生が確認されていない「カザグルマ」を救ってほしいと保護団体から自身が籍を置く草花部へ依頼を受け、植物バイオテクノロジーによる研究を開始。研究を県下高等学校弁論大会で発表すると優秀賞を受賞し、県の代表として今年8月に行われる全国大会でカザグルマの危機を伝えていく。

 ○…花に興味を持ったのは小学4年生のとき。中央農高が地域交流の一環として行っているフラワーアレンジメント教室に参加したのがきっかけ。母親の草花好きから家の中はいつも草花が飾られていたこともあったが、色とりどりの花をアレンジする楽しさに時間を忘れた。しかし同じ頃、幼い時から慣れ親しんだ近所の森が伐採されるのを目の当たりにし、環境破壊に小さな胸を痛めた。

 ○…草花を学ぶため中央農高へ進学。念願の草花部へ入部するも予想に反して発表の多さに戸惑った。「人前にでるのが嫌でした。でも今では皆に聞いてもらうことが気持ちいいです」。行動力は増し、海外にも興味を持ち、選ばれれば親善訪問として中国にいける事業に研究論文も提出。日本代表の8人に選ばれ春休みの1週間、西安・天津・北京の3都市を見学し現地の学生と交流を深めた。そこで目に付いたのは街の緑の現状だった。「街路樹は黄砂を被り、花壇はポットのまま花が置かれていたんです」。あまりの状況に、将来中国の都市緑化の手助けをしようと誓い帰国の途に就いた。

 ○…「草花はいろいろな種類があり、自分が手塩をかけて育ててその成長がみれるのが楽しい」。将来は学校の教員や緑の保全、都市緑化などいずれも緑に囲まれた仕事に就くことが目標。「希望」という栄養をいっぱいに含んだ若い芽は、やがて「夢」という大輪を咲かせるため「草花愛」を胸に開花準備を進めている。
 

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