県内の地震を学ぶ 長田県議が呼びかけ28人参加
関東域で大規模地震が発生した場合、海老名のまちにどのような被害が想定されるかを学ぼうと企画された研修会が先月末、催され市民ら28人が参加した。
東日本大震災を受け、海老名市選出の県会議員、長田進治氏が呼びかけて開かれた研修会で、この日は小田原市入生田を拠点に地震活動の観測を行う県の施設、「温泉地学研究所」を訪問。同所の杉原英和さんが東海地震や東京湾北部地震などの発生に伴う同市域での被害想定などについて話した。
この中で最も被害想定が大きかったのが南関東地震。相模湾のプレート境界を震源とし、200年から300年間隔で発生するとされる地震で、海老名での震度は6弱から7程度の揺れを想定。1万7060棟が全半壊、死者数は4430人という試算が示された。
津波については相模川を遡上しても、海老名周辺まで流れ込むことはないだろうとの見解を耳にすると参加者らは安堵の表情を浮かべた。一方で相模川と東名高速道路が交差する社家地域の一部では液状化被害が懸念されていることを聞くと「海沿いだけではないのか」と驚きの表情を浮かべる参加者もいた。
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