柔道 「狙うは日本一のみ」 安部風花さんが全国大会へ
海老名市立上星小6年の安部風花さんが、このほど県立武道館で開催された「全国小学生学年別柔道大会神奈川県予選兼ジュニア強化選手選考会」の6年生女子45kg級で優勝。8月に大阪市内で開催される全国大会へ出場することが決まった。
安部さんの全国大会出場は昨年に続き2回目。昨年は3回戦で愛媛県代表の若藤さんに惜しくも判定で破れ、ベスト16で大会を去ったが、その悔しさから今年はリベンジの気持ちで予選会に臨んだという。
シードで2回戦から出場した今大会、初戦は緊張感から体が思うように動かなかったという。さらに追い討ちをかけるように足の指の爪をはがすアクシデントに見舞われたが、危なげなく1本勝ち。3回戦、4回戦も順当に勝ち上がり、迎えた決勝戦では、昨年一つ上の階級で一緒に県代表に選ばれた選手と対戦。これまで一度も勝った事がなかったが、終始落ち着いた試合運びで終わってみれば相手の反則もあり2-1の判定で勝利。見事2年連続で全国大会への出場権を手に入れた。
夢は金メダル
安部さんが柔道を始めたのは2年生のとき。「そろそろ何かスポーツをやらせよう」と考えた両親が、安部さんが幼稚園の卒業記念に「柔道」の版画を製作したことを思い出し、以前から付き合いのあった吉原道場の門を叩いた。安部さんの母親は大の五輪好きで、当時「一緒にテレビ観戦をしたことが影響したのでは」と話している。
道場に通い始めの頃こそ週4回の稽古に、体中が筋肉痛で「辞めたい」と思ったこともあったそうだが、持ち前の気持ちの強さで見る見るうちに実力をつけ昨年、今年と2年連続で全国への切符を手にした。
「昨年は3回戦で判定で負けて悔しかった。今年は優勝だけを狙います」と力強く語る安部さんは、憧れの選手に8月のパリ世界柔道で2連覇を狙う松本薫選手をあげ、将来の夢は「五輪で金メダルをとること。そして五輪を5連覇する。そのために2016年のブラジル大会に出場したい」とも話していた。
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