県自然環境保全センターはこのほど、今春の県内のスギ花粉飛散量に関し「平年に比べて、少なめになるだろう」との予測を発表した。
同センターでは、スギ花粉症対策として、1997年度から県内のスギ林で雄花の着花状況を調査し、翌春のスギ花粉飛散量を予測している。
調査は県北部から西部の森林地帯を中心に、見通しのよいスギ林30カ所を選定し、それぞれ40本の雄花(つぼみ)の着花量に応じて1本ずつ100点満点で採点。昨年11月に行った調査でつぼみの付き具合は過去14年の平均値に対し、半分ほどの数値だったことから、センターでは今春の飛散量を「少なめ」とした。
センターによると一般的に、雄花の着花形成は前年の夏場の気象状況と相関性があるという。昨夏は高温少雨で日照時間が長く、着花が促進される気象ではあったものの、昨春の着花が多かった影響で今年の種子の結実量が多くなり、雄花への栄養分の供給が不足したことで、雄花の形成が抑制されたと見ている。
2月中旬ごろから
気象庁は昨年12月、関東南部の花粉飛散開始は2月中旬ごろとなるとの予測を発表している。
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