神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

被災地支援を続けている 三田村(みたむら)真希(まき)さん 中野在住 36歳

公開:2012年2月17日

  • LINE
  • hatena

原動力は好奇心

 ○…「理由はないです。震災の映像を見たら『行かなきゃ』と思った。いても立ってもいられなかった」。震災直後に被災地を訪れて以来、自身のブログや開業している施術院で支援物資を募集。患者や知人はもちろん、活動を知った見ず知らずの支援者から支援物資が寄せられることも多く、毎月集まった支援物資を被災地に届け続けている。

 ○…ボランティアのきっかけはマザーテレサ。知人の薦めで著書を読み衝撃を受けた。インドにあるマザーテレサのボランティア施設の存在を知り、単身乗り込んだ。28歳の時だった。史上最悪の場所と呼ばれていたが、世界中から訪れている医療関係者やボランティアと働けるという好奇心が恐怖を超え自らを動かした。「厳しい現実をたくさん見ました」。3カ月滞在した後帰国。帰国後遣り残したことを取り戻すため海外協力隊を目指すも「やる気だけでは駄目」と断られた。「悔しかったですね。おかげで自分に何が出来るかを考えた。そのときに出会ったのがカイロプラクティックだったんです」。2年の勉強を経て免許を取得。再びインドへ旅立った。

 ○…子どものころから好奇心旺盛で、中学生の時景品交換所が気になり、化粧してパチンコ店へ。「何?どうして?」といろいろな事に常に関心があった。「友人の親は娘が私と付きあうのを嫌がったみたいですよ」。最近父親に褒められたことがうれしかった。「初めてです。厳しい父親でしたが被災地支援を知って『よくやっているな』って」。一番認められたかった父からの言葉に喜びも大きかった。

 ○…自分をリセットするために年に一度インドへ。「ある人によると私、前世でインド人だったそうですよ」。今気になるのはやはり福島のこと。「ボランティアを続ける理由?呼吸や食事と同じ。そんなに凄いことをしている意識はないです」。マザーテレサの精神は遠く離れた海老名の地で確実に受け継がれていた。
 

<PR>

海老名・座間・綾瀬版の人物風土記最新6

吉久 治朗さん

ロマンスカーミュージアムの館長に4月1日付で就任した

吉久 治朗さん

海老名市めぐみ町在勤 58歳

4月19日

加藤 謙次さん

海老名市の給食調理施設「食の創造館」の館長を務める

加藤 謙次さん

海老名市在勤 45歳

4月12日

斉藤 武夫さん

小園地蔵堂保存会の会長を務める

斉藤 武夫さん

綾瀬市小園在住 71歳

4月5日

三橋 秀子さん

3月31日に開催する「あやせ中央公民館まつり」の実行委員を務める

三橋 秀子さん

綾瀬市寺尾中在住 74歳

3月29日

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

月刊少年エースでマンガ「理香さん、結婚してください!」を連載する

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

海老名市在住 28歳

3月22日

増茂(ますも) 邦雄さん

「ざま子育てフェスティバル」の実行委員を務める

増茂(ますも) 邦雄さん

座間市相模が丘在住 63歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook