夫婦で100名城巡り 上今泉在住の佐々木正夫さん・栄子さん夫妻
上今泉在住の佐々木正夫さん・栄子さん夫妻が「日本100名城」巡りをこのほど達成した。開始から約2年半。夫婦二人三脚で47都道府県をすべて回り、日本3大名城のひとつ熊本城で名城巡りを完成させた。
日本100名城は(財)日本城郭協会(齋藤諦淳会長)が法人化40周年の記念事業として企画された。青少年教育や生涯学習の場、さらに子どもたちの総合学習の場として活用されることを目的に日本各地の城郭から100の名城を選定し、スタンプラリーが2007年から始まった。
100名城には、世界遺産の姫路城など天守がそびえる城郭から石垣や土塁がわずかに残る山城までさまざまな城が名を連ねている。
退職後に夫婦水入らずで
佐々木夫妻が名城巡りを始めたのは夫の正夫さんの定年退職がきっかけ。現役時代に夫婦で出かけることができなかったため、退職後は2人で旅行に出かけたいと考えていた。正夫さんが以前から歴史に興味があったことから訪れた小田原城で「日本100名城」を知り名城巡りを思い立った。
退職後の2009年9月に小田原城からスタート。専用のスタンプ帳と公式ガイドブックを携え列車の割引切符や高速道路の休日割引、さらに格安ツアーを利用し全国を回った。
「目当ての城がコースに含まれるツアーを探すのが大変でした」と旅の証であり、「宝物」のスタンプ帳を笑顔で覗き込んだ。
地元名産品も醍醐味
開始から約2年半の今年4月末、北は北海道の根室半島チャシ跡群から南は沖縄の首里城まで47すべての都道府県を回り最後は熊本城で100名城を達成した。
正夫さんは旅の思い出の写真をアルバムやDVDに編集する作業も楽しみの一つになっている。「城だけでなく観光スポット、周りの風景、地元の子どもたちなども写真に収める。情報がたくさんあったほうが後で思い出しやすいから」。
楽しみは城だけではない。地元の特産品などを味わうのも旅の醍醐味だ。「熊本の馬刺しはおいしかった。あと仙台のタン塩も」と妻の栄子さん。急な階段や山道を歩く城めぐりも回を重ねるうちに体力がついた夫妻。100名城巡りを達成し現在は鎌倉寺社巡りをすでに始めている。
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