海老名の最南部に位置する澁谷神社で15日(日)に例大祭が行われる。市内では唯一、神輿を担ぎながら川に入水する「みそぎ」と「火渡り」が見られる勇壮な祭りには、毎年、市外からも見物客が多数訪れる。
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江戸中期にその起源をもつとされる同神社の大祭は、昭和30年代から変遷の時を迎えた。相模川の形状が変わり、急流や深みができ、入水が難しい状態になった。さらに水質悪化も顕著になり江戸の時代から地域に脈々と引き継がれてきた「みそぎ」は昭和35年に中止に追い込まれた。
さらに40年には地区内から神輿が練り歩く姿が消滅。担ぎ手がいなくなったことが原因だったが、7年後に神輿保存会が立ち上げられ、「神輿復活」へ向けた機運が高まり始めた。
眠り続けた神輿が再び担がれ始めたのは52年。しかし、この時点で入水は中止されたままで、相模川から汲んできた水を神輿と担ぎ手にかけることで「みそぎ」の代わりとしていた。この間にも地元自治会や神輿保存会などからは「入水神事の復活」を切望する声が、途絶えることはなかったという。
平成15年に神社本殿が市の重要文化財に指定されたことを機に保存会が河川整備計画や現地調査に基づく実施案を作成。河川管理者や警察などから許諾を受け、43年ぶりに大祭の代名詞ともいえる「みそぎ」が復活した。
入水は6時ごろから
今年も神輿は午後1時から地区内を練り歩き、午後6時ごろから旧戸田の渡し付近から河川敷に降り、戸沢橋の上流付近に入水する予定。川から上がり神社に戻る途中の大山街道で燃え盛るワラを踏み渡る「火渡り」を行った後、8時ごろに宮入りを迎える。
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