海老名市民音楽祭の実行委員長 宮島(みやじま)清和(きよかず)さん さつき町在住 47歳
周囲を魅了する前向きさ
○…「宮島です」。瞳が見えなくなるほどの笑顔で待ち合わせ場所にやってきた姿だけで人柄の良さが伺える。9月2日に文化会館で行われる市民音楽祭の実行委員長。25団体、800人が出演する音楽の一大イベント。「去年副委員長だったんで、今年は成り行きで…」。頼まれると断れない性格である一方、究極の前向き思考も。音楽に携わるきっかけも、今回音楽祭に出演するバンド加入も友人からの誘いだった。
○…両親がギターを愛し、物心ついた時からすぐそばに音楽があった。中学でフォークブームが起こり、周りはこぞってギターを始めた。自身は演劇部に所属していたが、ある日「メンバーが足りないから」と誘われたのがきっかけでバンド活動を始めた。今回の音楽祭ではトロンボーンを演奏。「譜面も読めず、音もうまく出ないけれど、音を合わせていると息が合う瞬間がある。その瞬間が何ともいえず心地いいんです」。三日月のような目でほほ笑む笑顔から楽しさがヒシヒシと伝わる。
○…高校卒業後、板金の仕事に就くが、9年前に退社。友人とホームページの作成を請け負う会社を起業した。同時に友人の勧めで占い師に見てもらうことに。初めは信じていなかったが、話に引き込まれ「自分にも出来るかも」と前向き思考が働いた。タロットや占星術など独自に学んだが、どれもしっくり来なかった。「誰も知らない占いの方がおもしろいかも」と北欧に伝わる古い文字を刻んだ石を並べて占う「ルーン占い」に出会った。「音楽、コンピューター、占いと一貫性に欠けるように見えるが、何もないところから作り上げるのはすべて同じですよ」
○…「音楽をこれから始めたい人のきっかけになればうれしい。音楽に年齢は関係ありませんから。もっと歳を重ねたら尺八もやってみたいですね」。究極の前向き思考は、これからも知らず知らずに周りの人を引き付けていくに違いない。
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