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高齢者・障がい者外出支援 トイレ車がお供します NPО法人「やさしくなろうよ」

社会

公開:2012年8月31日

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リフトが装備されたトイレ車
リフトが装備されたトイレ車

 高齢者や障がい者の外出を支援するNPO法人「やさしくなろうよ」(品田直子理事長・海老名市国分南)が所有する、「福祉バイオトイレカー」が福祉業界から注目を集めている。

 トイレカーはもともと品田理事長の父・八木正志氏が経営する警備会社「優成サービス」が開発した。かつて警備員はコンビニエンスストアなどのトイレを借り、用を足していたが現場の泥などで汚してしまうことがあったため、トイレカーを独自制作。特殊用途車両として認可を受けたのが5年前だった。

 当初、工事現場関係者などの利用を想定したものだったが、意外な所でニーズが発生する。トイレカーを高速道路のパーキングなどで設置し始めた頃から、「福祉」への活用を考え始めた。

 車両に改造を施し、リフトを装備。障がいを抱えた人の利用が可能になり、コンサートやイベント会場への設置依頼が多数、寄せられるようになった。

震災時にも

 東日本大震災直後にはNPO法人を通じ、3月21日に石巻市内の高齢者や障がい者が避難する施設2カ所にトイレカーを設置。下水設備が復旧していなかったため、現地では水を使わずバイオ式を採用しているこのトイレカーは、臭いや衛生面などの観点からも非常に喜ばれたという。

 これまでに県内の中小企業を対象にした「かながわ産業Navi大賞」や関東商工会議所連合会のベスト・アクション表彰を受賞したほか、被災地支援活動が評価され、被災地の復旧・復興に貢献したとして経済産業省などから表彰を受けるなど高い評価を受け、活動の場は県内に限らず、県外にも広がりを見せている。

 品田理事長は「高齢化社会と言われている現代に高齢者及び障がい者の方々にトイレの心配をせず、気軽に観光やイベントに参加してもらいたい」と話す。

 また、「地元・海老名でもより多くの場面で活用してもらいたい」とし、「平日の限定となるが、短時間の外出サポートにも実費経費のみで対応したい」と話している。問合せは同法人【電話】046・235・5200へ。
 

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