災害発生時に支援を必要とし「災害弱者」となり得る障がいがある市民むけに海老名市は、援護や配慮を必要としていることを記した「要援護者ベスト」を4140枚作成した。37の避難所などに配備したほか、10月からは希望者に無料で配布する。
東日本大震災では必要なサポートを受けられない障がい者もいたという。見た目からは障がいがあることがわからなかったためで、市では昨夏、障がい者団体の代表らとともに宮城県石巻市内の施設などで聞き取り調査を実施した後、協議を重ね「障がい者が自らアピールして支援してもらおう」と、ベストを考案した。
避難所などで援護者に障がいの内容を伝えるため、「耳が聞こえません。メモで情報を」などと告知シールに記しベストの胸部分にはる仕組みだ。また、病名やアレルギー、緊急連絡先などを記入する「災害救助サポートカード」も合わせて渡される。
市障がい福祉課によるとこのようなベストは全国的にも珍しく、県内では初の試みだという。問合せは同課【電話】046・235・4813へ。
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>